
なぜ、病院の痛み止めや湿布だけで膝の痛みがすっきりと変わらないのか?
膝に痛みを覚えると多くの方が、まず整形外科を受診するのではないでしょうか。整形外科では、レントゲン(X線)やMRIなどの画像をもとに
「軟骨がすり減っている。これが原因でしょう。」「痛み止めと湿布を出しとくので、それで様子を見て下さい」
と言われ、処方された薬を飲み、湿布を貼って様子を見るものの一向に良くなる気配がない。
こんな経験をしたことは少なくないでしょう?
病院の診断・治療が間違っているとか悪いという話ではありません。しかしながら、長引く膝の痛みをすっきりと改善していくため、痛み止めや湿布の役割を知り、痛みの背景に何があるのかを知ることはとても重要です。
痛み止め薬と湿布は「一時的な対症療法」である理由
整形外科で処方された痛み止め薬(ロキソニン、リリカ、カロナールなど)や湿布は、今起きている痛みを脳に感じさせにくくする働きがあります。そのため、薬の効果が切れてくるとまた脳が痛みを感じ始めることが多くあります。
こういった方法も時と場合によっては、必要です。この方法を【対処療法】と呼びます。
激しい痛みによって夜も寝られない、それも何日も続くとなると薬の力で痛みを一時的に感じないようにし、寝ることも重要です。または、手術後の傷口の痛みの緩和など、即効性があり有効です。
しかし、膝痛を招いた根本の原因に対して、何か施してくれるモノではありません。
そればかりか実は、薬の効果で痛みを感じない間に仕事や家事など、動きを伴う活動ができてしまうのでそのことがさらなる負担となり炎症を強くします。つまり、単純に悪化させてしまうことになりかねません。使い方によっては、逆効果といえます。
画像検査では分かりきらない原因
整形外科で画像検査をして、判断する多くの場合が、『骨折していない』『ヒビが入っていない』といったような、骨の大きな問題の有無を判断します。
または、『関節の隙間が狭い』『骨の変形がある』なども診てくれます。
しかし、仮に関節の隙間が狭い時や変形があった場合でも、殆どもがケースで病院がそれに対して治療してくれることはありません。
さらに、画像には映らない組織も体には存在します。例えば、『筋肉』『半月板』『関節包』『靱帯』などがそれです。
つまり、画像だけを100%鵜吞みには、できないのです。
【厚労省データ】国内で2500万人以上?≪変形性膝関節症≫の実態
厚生労働省のデータによると、日本国内において膝痛の代表格に≪変形性膝関節症≫があり、潜在的な患者の数は、なんと2500万人と推定されています。そのうち、約800万人が実際に膝が痛いという自覚症状を抱えていると言われています。約三分の一に当たります。逆説的には言えば、残り三分の二はこれから痛みが出てきて苦しむことになる人が1700万人いるということ。恐ろしいことですね。
これほど多くの人が苦しむ膝の痛みの背景には、骨の変形・筋力低下・組織損傷など複雑に絡んでいます。また、それらは仕事や習慣・趣味・日々の癖などから少しずつ作られてきます。
つまり、あなたの膝の痛みは、特別なことではなく、大変多くの方が抱えている問題の一つです。なので、痛み止め薬や湿布でその場しのぎで誤魔化すのではなく、骨の変形を治し根本的な解決を早期にすることが求めら、将来の人生を左右します。
【年代別】40代~70代に多い慢性的な膝痛の主な原因
一言に慢性的膝痛といっても、おおもとの根幹にある原因は同じですが、40代と70代では、体の状態や生活スタイル、これまでの使用年数も異なることからその背景や原因も変化します。様々ある原因の代表格を見ていきましょう。そのうえで、根幹にある原因もお伝えします。
【40・50代】筋力低下と体重増加が膝への負担を増す
40代・50代に差し掛かると、これまでに感じたことのない膝の違和を感じ始めることが増えてきます。この年代は、基礎代謝の低下による体重の増加と運動不足からくる筋力低下です。
人は、歩行時体重の約3倍、階段の昇降時約6倍の負荷が膝にかかると言われています。数キロの増加であっても、毎日何百キロという余計な負荷が膝にはかかることになるわけです。
さらに、運動不足により筋力が低下すると膝を支える機能低下を招き、関節のクッション機能である半月板や軟骨への衝撃が増加します。
これが後々、立ち上がりの時の違和感や脚(膝周り)の怠さに繋がってきます。
ただ、体重増加・筋力低下以上に重要な要素が実はあります。
それが、【骨の変形】です。ボディビルダーのような筋骨隆々の人でも、膝痛を抱えている人がいます。または逆に、筋肉はそんなにないにも関わらず膝に痛みを抱えていない人もいます。太っていても痛い人も痛くない人もいます。その違いは、骨に変形があるか否か。
骨に変形があり、関節が奇麗にかみ合っていない状態に体重という負荷が大きくなれば痛みに転じる。奇麗にかみ合っていれば、体重はそこまで負荷となりません。
【60・70代】軟骨の摩耗と癖のある使い方からくる関節の歪み
60代・70代あたりの年齢になってくると、これまで長年使い続けた結果、軟骨が摩耗し、関節の間隔(間隙)が狭くなってきます。その状態を『変形性膝関節症』と言います。
ここで疑問に思いませんか?「なぜ、特定の部位に負荷がかかり続けるのか?」
その答えは、その人自身の姿勢や動きの癖、習慣や仕事内容といったものが背景にあります。例えば、膝を組む姿勢をよくしてきた。猫背姿勢、PC作業が多く頭が前方に位置しやすい。などなど
同じ姿勢や動作を繰り返し反復することで同一部位に負荷がかかり続け、摩耗炎・症を起こしていきます。
膝だけの問題ではない!他の関節との連動性の不具合
多くの方が、『膝が痛いから膝が悪い』と考えがちですが、実はそうばかりとは限りません。
例えば(あくまで一例)膝関節の近接関節である、股関節や足関節の可動制限(関節の動きが本来よりも動きが悪い状態のこと)があることで膝関節に負荷がかかり痛みを覚えているケースもかなりの数多いです。
つまり、いくら膝関節に湿布を貼っても、マッサージをしても一向に膝の症状は変化しないなんてことになるわけです。
股関節や足関節が正常に動くことで負荷が分散する必要があるわけです。
病院と当院(イチナナ整骨院)の膝痛治療の違い
膝痛を抱えた時、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、「整形外科を受診しよう」です。その一方で、「整骨院を受診しよう」となる方は、それよりも少ない傾向にあります。
双方、良いとか悪いではなく、それぞれの長所と短所があり、目的によって選択をするといいですね。そのためには、違いを知ることからです。
整形外科:画像診断・投薬・注射による痛みの緩和
整形外科は、ドクター(医師)がレントゲン(画像)や採血により診断を行い、必要な注射や投薬を行うことができる医療機関です。つまり、医薬品を取り扱え、医療行為が可能な点が最大の特徴です。
例えば、画像を診て骨折を判断し、ギブス固定を施す。痛みが強すぎる場合、痛み止め薬を処方し飲ませることができます。
このような行為は、整骨院では行うことができません。
一方で、骨折もしていない、画像などで痛む理由がこれと言って分からない(結構このケースが多い)となると、湿布と痛み止めを処方して、様子を見るように促されます。
当院(イチナナ整骨院):骨の変形&筋肉へのアプローチ
先に言っておきますと、当院は医療機関ではないので、画像診断や注射を打つことも薬を処方することもできません。
しかし、『病院では治らないから来院した、という方が大勢来られ、実際に改善していきます』
当院は、痛みの箇所を直接治療することもありますが、その部位ではない個所を治療することも多くあります。
その理由は、骨は全身繋がっており、関節も日常生活で単独で動かせる補とはほぼ皆無であり、連動性をもって各関節が動きます。
その際、ある関節が動かなかったり、不良な動きをしていると本来の連動性が破綻していることになり、一か所の関節に負担がかかり続けることになります。つまり、上記で示した通り、痛みを感じる患部だけ治療していても症状の改善は、あまり期待できないことになります。連動性を取り戻すため、幹部以外の問題個所を見つけ的確に治療することが重要です。
さらに、関節可動性を低下させる理由のほどんどが、骨自体の変形にあります。これは、一野式筋肉骨調整法という治療方法であり当院は、創始者の一番弟子として技術と理論を習得しました。
一般的整骨院や整体院:筋肉へのアプローチ
街には整骨院や整体院、鍼灸院などなど、数多くの施術所が存在しています。
自費診療もあれば、保険診療もあり様々です。
しかし、そのほぼ全てと言っていいほど共通する部分は、治療のアプローチ先が『筋肉』ということです。
筋肉の硬結(凝り)と言って、硬くなり機能低下しているそれをほぐします。ほぐす方法は、様々です。
確かに、筋肉をほぐすことも必要です。ただし、筋肉は、骨に付着し筋肉が縮むことで骨が関節部分で動く、というのが筋肉と骨の紛れもない事実関係です。
ということから、関節がズレていたり、骨が変形している状態で筋肉のみをほぐしてもズレた関節はそのままでさらに動かせ続けられると関節は摩擦し摩耗していきますよね。
つまり、結論を申しますと、『筋肉だけのアプローチでは不十分です』
当院は、骨と筋肉にアプローチを施します。
ご自宅でやる!膝痛緩和のセルフケア
治療は、二人三脚!
これは絶対です。いくら治療院に来てくれ治療を施せど、仕事や私生活全般が膝に負担のかける習慣や使い方の癖などなど、悪いことばかりで、ご自身で気を付けたり、変えようとする少しの努力もなければ治療の効果は水の泡です。
整骨院での治療とご自宅でのセルフケア、これが間違いなく早く膝を改善するために必要になります。
そんなセルフケアをいくつかご紹介します。
【運動】厚労省推奨 太腿前筋トレ
その名も『パテラ・セッティング』です。
膝を安定させるために必要な筋肉の一つに大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という、太ももの前の大きな筋肉があります。厳密には、四頭筋なので4つの異なる名前の筋肉を合わせた総称です。
厚生労働省の健康情報サイトにも、変形性膝関節症対策でこの大腿四頭筋を鍛えることが推奨されています。
さてそれでは、パテラ・セッティングのやり方をお伝えしていきましょう。
- 床の上で脚を伸ばし座ります。背筋は可能な限り伸ばします。
- 痛む膝の裏(下)に丸めたタオルや柔らかいボールを入れます。
- 膝裏でタオルを押しつぶすように膝を伸ばします。その時、大腿四頭筋にギュッと力が入ることと確認します。その状態で5~10秒間キープします。
- 力を抜きます。
ここまでを一連の動きとして、1セット20回程度を一日に2~3回を目安に実施します。体重という負荷が膝にかからずまた、関節の曲げ伸ばしも伴わないことから膝への負担は抑えられる内容です。
【温熱・冷却】温めるか?冷やすか?判断基準
患者さんから「温めるの?冷やすの?どちらがいいんでしょうか?」という、ご質問をよくいただきます。その基準をお伝えします。逆をするとかえって改善を遅らせることにもなります。
温める時
動き始めが痛く、しばらく動いていると痛みが和らぐ。朝、起床時が一番痛い。入浴後は、比較的楽になる。
このような状態の膝は、温めて下さい。
【ホットタオルの作り方】
- フェイスタオルを水で濡らす
- ある程度絞ったら、電子レンジで温める
- ジップロックなど密閉できる袋に入れる
たったこれだけでホットタオルが完成し、30分以上温かい状態がキープします。
冷やす時
運動後、痛む。ズキズキと疼くように痛む。腫れている。触ると温かく熱を持っている。
このような状態の膝は、冷やしてください。患者さんにも多いのが冷やすと言ったら湿布を貼るという方が多くいます。しかし、湿布ではなく氷嚢などで直接氷で冷やして下さい。湿布よりしっかり冷えて効果的です。
【冷やす際の目安時間】
15分~20分冷やす、5分休憩、また冷やす。これを2~3回繰り返します。その後は、1~2時間冷やさず過ごします。まだまだ、痛みや疼きがある場合は、また同様に繰り返しましょう。
急性期の炎症(痛み)は、安静に過ごして48時間~72時間ほど、冷やしながら過ごしていると落ち着いてきます。
≪注意点≫
- 肌に直接当てない:直接肌に氷を当てるのではなく、タオルを一枚かましたり、長ズボンの上から当てましょう。
- 感覚以上にご注意:末端が痺れてきたり、皮膚の感覚がなくなる感覚以上が出たらいったん即、中止してください。
- 強い痛みが続く場合:激しいズキズキ痛みが引かない場合は、病院の受診をしてみましょう。
【悪習慣】膝のみならず、体への悪い習慣・癖
日頃からの無意識で行ってしまう行動は、蓄積し体を壊していく原因です。整骨院で治療を行っていても、日ごろのそれらがそのまま継続されてしまうとやはり治るスピードは遅くなってしまいます。その一例をあげます。
型崩れした靴:踵が斜めにすり減った治療以前から履き続けている靴は、治療以前のバランスの悪い体が作った形の靴ですので、その靴を履き続けると治療をしてもまた以前のバランスの体になってしまいます。
脚を組む:膝に関係ないと思われがちですが、膝を組み骨盤を捻じると左右の足全体のバランスに左右差ができます。左右で同じように使えない場合、負担が一か所にかかることが多く、それが膝になることも大いにあり得ます。
など、が一例として挙げられます。可能な限り、治療を始めたら靴を買い替えることをお勧めします。足を組まないという、少しの意識を持つことが治療の後押しになります。
イチナナ整骨院での事例
当院での膝痛患者の事例をご紹介します。
50代男性 変形性膝関節と診断を受け当院を受診
- 年齢:50代
- 性別:男性
- 仕事:階段の上り降り多い、力仕事あり、車移動多め
- 経緯:膝の痛みを覚え、整形外科を受診。そこで「変形性膝関節症」と診断を受ける。趣味のゴルフを中止し、ダイエットで食事を変更、お酒も控える。そんな折、ご紹介で当院を訪れました。
- 特徴:車で移動し、降りて一歩目が特に痛い。膝の曲げ伸ばしでいたい。横歩きの時痛い。階段の昇降時痛い。
- 治療:膝関節を形成するための、大腿骨(だいたいこつ)と下腿骨(かたいこつ)の変形を治療することはもちろん、足関節(足首の関節)や股関節・骨盤も同様に治療を施しました。また、上半身、中でも特に脊柱(背骨)の治療も施しました。これらかかわる骨・関節の変形を治療し、関節可動性の改善と膝関節の間隙(すきま)の改善を図る。
- 経過:治療開始3か月ほどで痛みもかなり減少し、ボチボチ仕事のできるように、階段の昇降も可能になってきた。車から降りても痛みを感じなくなってきました。
- セルフケア:治療開始後2か月程して、ご自宅でストレッチをしていただきました。
- 現在:5か月経った現在では、仕事も完全復帰バリバリ仕事し、階段の昇降も全く問題もなくできています。月一回のメンテナンス治療にお越しくださっています。
まとめ:諦める前に一度、イチナナ整骨院へお越し下さい
膝が痛いのは、大変辛いことです。二本の脚で立ち、歩くというのが、人間の基本的な運動です。何をするにもこの二本の脚で体を安定させ支えることが必要です。それ故に、膝痛があると日常生活のほぼ全ての行動に痛みを伴うことになるわけです。その辛さ苦痛は、容易に想像ができます。
整形外科を受診して、レントゲンを撮り「異常なし」と言われ、湿布と痛み止めの処方だけで何も変わらずに悩んでいる方は、一度ご連絡してください。
整形外科やそのほかの整骨院さんとは異なる切り口からのアプローチで何人もの膝痛に悩みを抱えていらっしゃった患者さんが改善しています。
その結果、仕事が思う存分できるようになったり、趣味の旅行へ行けたり、中止せざるを得なかったゴルフを再開できたりと、皆、笑顔が戻ると同時に日常生活が楽になっています。
ご相談お待ちしております。






